ミシュランガイド台北2018
台湾版としては初となる「ミシュランガイド台北2018」が2018年3月に発売となった。
【ミシュラン星獲得は20店】
内訳は、三つ星★★★が1店
二つ星★★が2店
一つ星★が17店 でした。
唯一の三つ星は、台北駅そばのパレ・デ・シンホテル(君品酒店)内の「Le Palais 頤宮」が選ばれました。
君品酒店といえば高級ホテルだが、1階ロビーにいる馬の像が強烈。
ホテルの公式サイトでは、ロビーに馬の像を置いた経緯を説明しているが、だからってあんなに目立たせる必要あるのか。
ホテルのホームページからレストランの予約もできるようなので、なんとか今年中に訪問したい。
ミシュラン三つ星を報道する台湾のグルメ雑誌に「Le Palais 頤宮」の二人のシェフのインタビュー記事が載っていたが、「台湾の調味料だといい味が出せないので、香港から取り寄せてます」っておい。
全20店をみると、日本料理店が5店(寿司3店)も入っているのが特徴的。
また、台湾といえば、小籠包の「鼎泰豊本店(ディンタイフォン)」が超有名だが、今回ミシュランの星を獲得できなかった(ビブグルマンに認定)のは意外だった。
やはりこれだけ世界各国に進出すると、希少価値が薄れるよなあ。日本だけで19店舗もある。(2018年4月現在)
汐留と池袋で食べたが、本店とはちょっと違う感じがした。もちろん美味しいのだけれど皮の薄さが微妙に違う。
あまりにも手を広げすぎて、同品質を保てていないのも原因のひとつかなあ。
思えば、1993年にニューヨークタイムズ紙による「世界の人気レストラン10店」に選ばれてから一気に知名度が上がり、1996年には海外進出第1号店が新宿高島屋にオープンした。
また、鼎泰豊本店は1972年に小籠包などの点心料理を始めるのだが、それ以前は油問屋であった。日本人にはあまり知られていないが、台湾人には常識らしく、当時ガイドが、
「鼎泰豊は、油がおいしいからチャーハンを食べるべき」と力説していたのを思い出す。
小籠包はマストだが、チャーハンも絶品である。
話がそれたが、台北ミシュランガイドでは、星付きミシュランとは別にビブグルマンとして36店発表された。
1000台湾元(約3600円)以下で食べられるコスパの高いお薦めの店を紹介している。
26のレストランと、夜市から10屋台が選ばれた。
10屋台は、
饒河街観光夜市から3つ
寧夏夜市から2つ
臨江街観光夜市(通化街夜市)から2つ
南機場観光夜市から2つ
士林夜市から1つ
という内訳であった。
ビブグルマン認定の36店は日本のガイドブックでも比較的馴染みのあるラインナップになったと思うが、牛肉麺の店が8店も入っているのはさすがに多すぎ。
牛肉麺は4店くらいにして小籠包や魯肉飯等の専門店をもう少し増やしても良かったと思う。
また、星やビブグルマンはつかないけれどミシュランの基準を満たす調査員お勧めの飲食店・レストランが、
プレートミシュランとして70店選ばれた。(夜市からは6店)
ステーキハウスが多く選ばれていて知らない店が多い印象であった。
台湾は美食の国であり、おいしいものがたくさんある。
しかし既に航空券代とホテル代を支払っている旅行者としては、★を獲得している高級ホテル内のレストランばかり行くわけにもいかない。
だけど美味しいもの食べたい。コスパのいいところに行きたい。
ミシュランの選出はどうなのか。
ビブグルマン認定店を中心に試してみよう。
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