グリーンミシュラン

グリーンガイド東京⑭浮世絵太田記念美術館

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浮世絵 太田記念美術館(Ukiyo-e Ota Memorial Museum of Art ★)

ミシュラン一つ星★です。

 

実業家太田清蔵(1893-1977)のコレクションを基礎に1980年開館した浮世絵専門の美術館

寄贈されたものも含めて総計14000点を超える収蔵。

 

ラフォーレ原宿の裏側の出口からすぐ。こんなところに美術館あったんだ。

ここを目指してこないとこの細い道には入らないよな。まあ浮世絵にそんなに興味がなかったこともあるけど、開館から40年近く経とうとしているのに全く知らなかった。

開館時間が10時30分からと遅めなのは原宿だからかな。また月末は入れ替えで休館になってしまうので注意が必要。

ミシュランに掲載されたし、浮世絵専門ということで外国人が多いのかと思ったら逆に日本人ばかりだった。外国人は1割くらいかな。

1階、2階、地下1階と展示されているが、1作品の前で10分くらい動かない人もいて、全然進まない。こんな日本人いるんだ。外国人用のガイドブックを見ながら旅をしたら国内にはいろんな日本人が存在することがわかった。



ミシュランは、喜多川歌麿・葛飾北斎・歌川広重・歌川豊春・菱川師宣・歌川豊国・鈴木春信の名を挙げてすばらしいとしている。

鈴木春信という名前はちょと馴染みがなかったので調べてみると、江戸時代中期の浮世絵師で木版多色刷摺りの錦絵の第一人者として知られ、後の浮世絵の発展に多大な影響を与えたとのこと。

主に美人画を描き一世を風靡したが、その作品の大部分が海外へ渡ってしまっており、最も多く所有しているのはボストン美術館

そしてなんと現在、福岡市博物館で8月26日まで「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」が開催中。春信を知らずして浮世絵は語れないとのこと。

太田記念美術館のほうは、月末お休みで9月1日から「没後160年記念 歌川広重 特別展」

膨大なコレクションから選りすぐりの広重の名作を紹介するそうで、13年ぶりの大回顧展となる。春信から勉強し直して再度行こうかな。

 

 

 

 

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