武家屋敷跡 野村家(Buke-yashiki Nomura-ke★★)
ミシュラン2つ星★★認定。
加賀百万石の基礎を築いた前田利家の直臣として従った野村伝兵衛信貞の屋敷跡を公開している。
もともとは1000坪を超す屋敷だったが、武家制度の解体であたりは菜園になったそう。
大正初期の窮乏でさらに土地は分割されて、現在の住宅街へと変貌した。
現在の建物は、昭和初期に加賀の豪商久保彦兵衛が藩主を招いた豪邸の一部を移築したものである。
加賀藩のお抱え絵師、狩野派の最高峰画人・佐々木泉景による山水画を施した襖や、総檜造りの格天井など文化財的な評価も高いらしいが、その辺は見ただけではわかりにくい。
やはり屋敷ぎりぎりまで迫る曲水、落水を配した庭園が評価されてのことだろう。
いろんな種類の樹木や名石を見事に配置し、屋敷と調和している。
★は一つと二つの間くらいだと思うが、アメリカの庭園専門誌でも上位になるなど外国人の評価が高い。
営業時間に注意。10月から3月は最終入場が16時までで、容赦なく閉められます。