旧函館区公会堂・基坂(もといざか)
(Former Hakodate Ward Public Hall★★ Motoi zaka★)
函館駅から市電に乗って、「末広町電停」から徒歩7分。
函館港を見下ろす高台に明治43年に建てられた左右対称のコロニアル様式とブルーグレーとイエローの配色が特徴的な建物。華麗な姿は元町のランドマークと呼ばれる。
この色使いは当時としては最先端だったと容易に想像できる。
ミシュラン二つ星★★です。
浜風の強い函館は大火が発生しやすく明治40年の大火で区の集会所である町会所が消失したため、区民と豪商初代相馬哲平による多額の寄付により建てられたそうだが、明治時代に建設された公会堂の中でも建築意匠に優れ、建物の改造が少なく家具の保存状態も良いこと等から、昭和49年に国の重要文化財に指定されている。
建物の中は、優美という形容詞がぴったりで、貴賓室や大広間など華やかな雰囲気が残る。2階の大広間からバルコニーへ出られる。
ここからの眺めは素晴らしく、この景観にもミシュランは二つ星★★つけてます。
目の前の基坂(もといざか・ミシュラン一つ星★)からまっすぐ函館港まで望むことができる。遮るものがないので絵になる。
ちなみに公会堂内には「ハイカラ衣装館」があり、ドレスやタキシードをレンタルして撮影を楽しむ体験ができる。ヘアメイクも同時にできる。しかし、観光客がぞろぞろ歩いている中で、ドレスで写真をとるのは勇気がいるな。
また、2階の大広間では現在も定期的にコンサートが開かれており入館料だけで鑑賞できるそうだ。
ただし、耐震補強など大規模な修理が行われることになっており、平成30年10月1日から平成33年4月頃まで休館になる。これは今年の夏行くしかないだろう。