「My 灶」(マイ ザオ)(My Tsao)
ミシュランガイド台北2018でビブグルマン認定
ミシュランガイド台北2019でビブグルマン認定
ミシュランガイド台北2020でビブグルマン認定
ミシュランガイド台北2021でビブグルマン認定
ミシュランガイド台北2022でビブグルマン認定
ミシュランガイド台北2023で認定外
【営業時間】11時30分〜13時30分 17時30分〜21時
MRT松江南京駅3番出口を出ると、塀に囲まれた空地がある。
(松江公園の一部で訪問時たまたま塀があったのかもしれない)
地図上では出口と空地の間の道になっているけど、駅のほうから見ても店の看板らしいものはなく、本当に合ってるのか半信半疑で進んでいくと。
約2分くらいで到着、ひっそりと佇んでました。
灶はかまどという意味がある。
ミシュランは、昔の裏路地の雰囲気があるノスタルジックな店としているが、確かに一言でいうとノスタルジックかな。
滷(魯)肉飯(ルーローハン)で有名。
滷(魯)肉飯(ルーローハン)とは、豚肉を台湾醤油、砂糖、干しエビや八角などで煮込み、煮汁ごとご飯にかけたものである。
ちなみに、滷と魯は同じ発音で、漢字の意味からすると、「滷」が正しくて、「甘醤油で煮込んだ」という意味がある。
魯は、日本に伝わった時に表記されるようになった当て字である。
観光客に人気のある店やエリアでは、魯肉飯としているところも多い。
今回台湾版初となるミシュランガイド台北2018では、ビブグルマンとして36店選ばれているわけだが、その中で〇〇魯肉飯という店が一つも入っていない。
MRT中正記念堂の「金峰滷肉飯」、MRT民權西路の「黄記魯肉飯」、MRT市政府の「味家魯肉飯」といった有名どころが入らず疑問に思っていたが、こっちを選んだわけね。
並ぶかもしれないと思って11時25分頃に行ったら誰も並んでなくてすぐ入れてくれた。
滷肉飯だけ食べて帰ろうと思って、メニューを見ると、
1人当たり300元(約1125円 2018年12月レート)以上の注文をしなければならないとある。
これはミシュランガイドには書いてないが、あとからシールで貼っているから、滷肉飯だけ食べに来る人が多く、こういうことになったのかもしれない。
滷肉飯 80元(約300円)
サイズは選べない。一般的な魯肉飯が30元前後だからちょっと高級な感じか。
器がちょっと瀬戸物感出してて高級感ある。上にのってる豚肉もご飯が見えないほど量が多い。
角煮を細かく切ったものを混ぜている感じで、他の店と比べると、ちょと脂身が多いと思ったが、味のバランスは絶妙で完成度は高いと思う。
ただ、一般的な魯肉飯にある汁感がなく、滷肉飯というよりは「滷肉丼」と言ったほうがいいかもしれない。
このほかのメニューは概ね220~300元なので、一つ選んで組み合わせればOK。
空心菜の炒め物が220元だったので、ちょうどいいと思って注文したら、「今日は売り切れました」っておい。今開店したばっかりだよね。
しょうがないので、他の青菜系にしようと思ったのだが、見たことのないものばかりで味の想像がつかない。
結局勇気がなくて、豚肉の春巻きを注文。
豚肉の春巻き 280元(約1030円)
しかし、滷肉飯が豚肉なのに、豚肉頼むかね。
注文にセンスがない。美味しかったけど。
また、飲み物が高く、コーラが80元、アイスティーが150元もする。
滷肉飯以外のメニューは量が多いので、滷肉飯を2つとアイスティー頼んで310元にするのもアリか。
また、サービス料が10%かかります。
あと、お店に直接確認してこなかったが、ミシュランガイドによれば「現金のみ」となっているので注意が必要です。
自己採点 25点/30点