ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン
ミシュランときくと、グルメというイメージが強いと思いますが、ミシュラン兄弟は訪れる土地をよく理解し、充実した旅を楽しめるようなガイドも作成しています。
これがミシュラン・グリーンガイドです。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンは、2009年に日本を訪れる外国人旅行者用にフランスで発行され、現在は改定第5版(2017年)です。
(英語版 ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンもあります。2018年3月に最新版が発行されています)
掲載地は旅行者へのお薦め度という観点から以下のような分類がされています。
★★★「わざわざ旅行する価値がある」
★★ 「寄り道する価値がある」
★ 「興味深い」
但し、★が付いていない場所も多数掲載されています。
また、評価基準は次のような9つをあげています。
① 旅行者がその観光地を訪れた時に受ける第一印象
② その場所の知名度
③ 文化財の豊かさ、レジャーの充実ぶり
④ ユネスコの世界遺産などの公的評価
⑤ 芸術品や史跡の固有の美術的価値
⑥ 美観
⑦ 作り物ではない本物としての魅力と調和
⑧ 旅行のしやすさと利便性
⑨ 旅行者の受け入れの質
外国人旅行者は日本の観光地をどう見ているのか気になるところですので、★付きの場所を中心に実際行って紹介しつつ、いろいろ感想を言っていこうというコンセプトです。
ただ、グリーンガイドでは「東京」というくくりで三つ星★★★がついていますが、そういう地域全体の評価はとり上げず、個別の場所、しかもちょっと意外だったところや評価が気になる場所を積極的に扱おうと思います。とはいえ、三つ星★★★がついている個別の場所は、超有名で皆知ってるよというところでも一応取り上げていこうと考えています。
ミシュラングリーンガイドジャポンはフランスで発行されていますので、やはり興味がある日本古来の美術や庭園に掲載地が偏りがちです。よって、紹介する場所も偏ってしまうことをはじめに言っておきます。
また、その評価に対していろいろ感想を述べますが、これは東京と千葉にしか住んだことのない者の意見ですので、地元の方からすれば「ん?」ということもあるかもしれませんがご了承ください。