グリーンミシュラン

グリーンガイド東京⑧下町風俗資料館

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下町風俗資料館(したまちふうぞくしりょうかん Shitamachi Museum★)

ミシュラン一つ星★です。

 

上野公園内の不忍池畔にある台東区立の資料館。

明治、大正時代の下町には江戸の名残があった。しかし、大正12年(1923年)の関東大震災、昭和20年(1945年)の戦災によってほとんどその面影をなくし、さらに戦後昭和30年代後半には東京オリンピックを契機とする再開発が積極的に進められ、街は様変わりした。便利さを追い求めた結果、大切なものが忘れられるのではないかという憂いの声が多くなり、庶民の歴史である下町の記憶を後世に残すため、昭和55年(1980年)に開館した。

大正時代の古き良き江戸の風情をとどめる東京・下町の街並みを再現している。

狭い路地に囲まれた長屋を忠実に再現し、当時の駄菓子屋の店先をすべて実際に使われていた調度品で展示。しかも中への出入りも自由。

ミシュランは下町風俗資料館の紹介ページで、「長屋」の特集コラムを載せており、強い関心があることがわかる。そして実際に体験できるのがポイントで、中に入れたりすると評価があがるように感じる。

そう、「体感」できるか。日本を「体感できるか」という視点で掲載するか否かを決めている感じがする。




1階は、長屋と商家を再現。2階は、台東区を中心とした下町地域にゆかりの資料、生活道具や玩具、年中行事に関する資料を展示している。玩具は実際に手にとって遊ぶことができる。また、台東区内の銭湯で使われていた番台があり、実際に座ることができる。個人的には、台東区の昔の地図や写真が詳細でしかも大きくて見やすい印象を受けた。

上野には2年間ほど住んだことがあり、何百回と歩いているはずなのに気が付かなかった。(公園の外からは木々で遮られわかりづらい)こういうところを見つけてくるミシュランはさすがだなということで、★妥当とします。




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